ドラマ「ファイナルカット」 草なぎ”外し”の意外な功罪とは?

本サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

2018年1月から、フジテレビ(カンテレ)火21時枠ドラマに『ファイナルカット』がスタートしました。

この『ファイナルカット』にはジャニーズKAT-TUNの亀梨和也さんが主演し、話題に。

その一方で、SMAP解散に伴って、草なぎ剛さんの起用を見送ったという見方もあります。

そこで今回は、草なぎ剛さんを起用しなかったことの意外な良い点(悪い点も含めて)が判明したので、その内容を書いていきます。

sponsored link

火21時枠ドラマの顔だった草なぎ剛

2016年年末、国民的人気グループSMAPが解散を宣言しました。

このSMAPのメンバーだった草なぎ剛さんは、フジテレビ火21時枠ドラマの常連俳優で、多くの作品で主演を務めました。

草なぎ剛が主演の火21時枠ドラマとは?

草なぎ剛さんが主演を務めた火21時枠ドラマは次の通りです。

  • いいひと。』(1997年)
  • ★『僕の生きる道』(2003年)
  • ★『僕と彼女と生きる道』(2004年)
  • ★『僕の歩く道』(2006年)
  • 37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜』(2012年)
  • ▲『銭の戦争』(2015年)
  • ▲『嘘の戦争』(2017年)

上記で紹介した内の、★をつけたドラマは「僕シリーズ3部作」として有名。

勘がいい人は察してると思いますが、2018年1月から放送スタートしたドラマ『ファイナルカット』は、母親を殺された主人公が復讐に燃える作品。

2017年1月に放送された『嘘の戦争』も、家族を殺された男が真犯人を追い求めつつ、事件に関わった人物に復讐していくドラマでした。

つまり、本来なら「ファイナルカット」で草なぎ剛さんの「復讐シリーズ3部作」が完成するところだったのです。

テレビ誌記者も次のように語ってました。

「あと1作で『草なぎ剛・復讐3部作』が完成する予定でした。しかし、SMAPが解散し、草なぎはジャニーズ事務所を退所。結局、カンテレとフジは、草なぎよりもジャニーズ事務所とのつながりを優先したということでしょう」(テレビ誌記者)

日刊サイゾーより引用

さらに、ジャニーズ事務所を抜けた元SMAPメンバーを徹底して排除しようというジャニーズ事務所の思惑も感じます。

2018年1月スタートのドラマの中で、ジャニーズ事務所所属のタレントが出演する作品は異例の7作品もありました。

  • KAT-TUN・亀梨和也主演『FINAL CUT』(フジテレビ)
  • 元SMAP・木村拓哉主演『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日)
  • 嵐・松本潤主演『99・9―刑事専門弁護士―SEASON2』(TBS)
  • Hey!Say!JUMP・山田涼介主演『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~』(日本テレビ)
  • 滝沢秀明主演『家族の旅路 -家族を殺された男と殺した男』(フジテレビ)
  • ジャニーズWEST・藤井流星・濱田崇裕W主演『卒業バカメンタリー』(日本テレビ)
  • 関ジャニ∞・錦戸亮出演『西郷どん』(NHK)

かなり多くの作品を、ジャニーズ事務所のタレントで固めてる印象です。

しかも、『99.9』に出る木村拓哉さんといえば、草なぎ剛さんなどのSMAP脱退を引き止めた人物なので、ジャニーズを抜けた元SMAP3名への当て付けにも感じられます。

草なぎ剛が抜けて意外な影響も

ドラマ『ファイナルカット』の草なぎ剛さんの出演が無くなり、意外な影響もありました。

実は、草なぎ剛さん主演だった『銭の戦争』、『嘘の戦争』の「復讐シリーズ」で脚本担当だった後藤法子さんから、脚本家・金子ありささんに変更されたのです。

金子ありささんは、2006年のドラマ『サプリ』で亀梨和也さんと一緒に仕事したことがある人物でした。

一方の後藤法子さんは、草なぎ剛さんと縁が深い人物。

スマップ解散直後の2017年1月にスタートした『嘘の戦争』の時には、脚本を通して草なぎ剛さんにメッセージを残したとも言われてます。

その時の草なぎ剛さんのインタビュー内容が次です。

「最終話の浩一(草なぎ剛)のセリフでね、こういうのがあったんですよ。『嘘もつき続ければ、ひとつぐらいは本物になるかもな。一ノ瀬浩一は死んだ。復讐に囚われた男は消えて、別の人間になれるかも。だから俺はつき続ける。嘘が、嘘じゃなくなるその日まで』って」

「これって、脚本の後藤(法子)さんが僕にあて書きしてくれたんじゃないかなと。浩一は消えて、復讐に囚われた男は消えて、また別の人間に僕はならないといけない。演じるってそういうもの。嘘なんだけど、みんな嘘をいかに本物に見せるかっていうことをやってドラマを作っているわけで。あれは後藤さんが僕に演じることをこれからももっともっと続けてほしい、続けさせようとしてくれて書いてくれた言葉だなと。次に進める素敵なセリフをもらいました」

ウォーカープラスより引用

演出家まで変更する姿勢からも、徹底した元SMAPの3名を排除しようという狙いがあるかもしれません。

ちなみに、ドラマ『ファイナルカット』の演出家、監督は『嘘の戦争』と同じ人が担当してました。

sponsored link

草なぎ”外し”の意外な功罪とは?

草なぎ剛さんが「復讐シリーズ」から外れたことで、良い影響と悪い影響が出てるようです。

ファイナルカットの高木雄也が菊池風磨に見える

ファイナルカット1話の時点で、主人公中村(亀梨和也)の幼馴染である野田(高木雄也)が、『嘘の戦争』の菊池風磨さんと被るという意見が見られました。

今後、『嘘の戦争』から脱却して、『ファイナルカット』の独自色を出せるかが見どころと言えるでしょう。

 

草なぎ剛が良かったという意見多数

以前、テレビ誌記者が予言したことがありました。

『~の戦争』シリーズでの草なぎは、鼻水やヨダレを垂らすこともいとわず、体当たりの演技を見せ賞賛を浴びた。『FINAL CUT』開始後、『草なぎのほうがよかった』との声が殺到する可能性もありそう」

日刊サイゾーより引用

この予言が現実のものとなったのです。

視聴者の間では、フジテレビ火21時枠の「復讐系ドラマ=草なぎ剛」の公式が出来ており、草なぎ剛の再登板を望む声が多数。

たしかに、ドラマ『ファイナルカット』は、『嘘の戦争』を思い出させる演出が多くされており、『嘘の戦争』で騙され役だった山本美月さんに代わって橋本環奈さんと栗山千明さんが演じ、菊池風磨さんの役目を高木雄也さんが演じてます。

さらに、監督も演出家も『嘘の戦争』と全く同じ人が担当しているのです。

そのため、亀梨和也さんの主演に違和感を感じる人が多くなることは歪めないでしょう。

また、亀梨和也さんの演技では”体当たり”と言うより”スマート”と言える演技になってることも、影響してるかもしれません。

 

初回から微妙な結果に

『ファイナルカット』の初回視聴率は関東で7.2%、関西で10.7%という微妙な数字。

参考に草なぎ剛さんが出演した『復讐シリーズ』の初回視聴率を並べてみました。

『銭の戦争』(2015年)・・・14.1%(平均視聴率13.4%)

『嘘の戦争』(2017年)・・・11.8%(平均視聴率11.25%)

Wikipediaより引用

『復讐シリーズ』と比べたら、大幅なダウンと言わざるを得ません。

草なぎ剛さんが出演しないことだけじゃなく、フジテレビが番組宣伝を多くしなかったことや、裏でYOSHIKI特集の『マツコの知らない世界』が流れたことが原因としてあるでしょう。

本当の評価は、2話以降で明らかになるでしょう。

 

意外に面白いという意見も

私も実際に『ファイナルカット』を拝見しましたが、展開が面白くて、次はどうなるんだろうってワクワクしながら見れました。

ファンにとっては、草なぎ剛さんが演じてくれた方がきっと良いと思いますが、亀梨和也さん主演でもやっぱり面白いと感じました。

あと、橋本環奈がすごく可愛いですよ。

まとめ

今回は、草なぎ剛さんが抜けたことの影響をまとめてきました。

全体を3行にまとめます。

  • 『ファイナルカット』と『嘘の戦争』はそっくり
  • ジャニーズ事務所の影響力すげえ
  • 亀梨和也さん主演でも普通に面白い

ちなみに、『ファイナルカット』を見逃したときは、FOD(フジテレビオンデマンド)で実質無料で見られるので、見逃した人はぜひどうぞ。面白いので。
(PR)FODで「ファイナルカット」を実質無料で見る

※「Yahoo! JAPAN ID」を利用した31日間無料キャンペーンは6月末に終了します。

PAGE TOP