2018年10月から放送スタートのドラマ「僕らは奇跡でできている」。
主役の空気が読めなさすぎる行動に、ADHD発達障害の疑惑がでています。
この記事では、ADHD発達障害とは何なのか、そして高橋一生さん演じる一輝は本当にADHD発達障害なのか真相に迫りました。
この記事のもくじ
僕らは奇跡でできている 主役はADHD発達障害?
ドラマ「僕らは奇跡でできている」で、高橋一生さん演じる一輝にADHD発達障害の疑惑が浮上してます。
僕らは奇跡でできているの主人公は発達障害なのか?と予告見ただけで発達レーダーが反応してしまうのやめたい…
— moco【3歳0歳育児中】 (@moco11moco8) 2018年10月5日
「僕らは奇跡でできている」の高橋一生さんの役柄説明を何度か読んだんだけど、これは…ADHD設定では…私がADHDだからそう思うのかな…
— ゆるりら (@4285963) 2018年9月6日
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フジテレビは「障害者ドラマ」が続くのね。[僕らは奇跡でできている]の高橋一生さんの役、発達障害者でしょう。
— 碧 画夢(みどり がむ) (@midoriha_4929) 2018年10月6日
果たして、高橋一生さん演じる一輝は、ADHD発達障害なんでしょうか。
僕らは奇跡でできている 一輝ってだれ?
本題に移るまえに、今作の主役でありADHD発達障害の疑惑が浮上してる相河一輝(高橋一生)について紹介しますね。
高橋一生さん演じる相河一輝は、大学で動物行動学を教える講師です。
三度の飯より好きな動物のことや好きなことを考え始めると止まらない性格です。周りに目もくれずに没頭するので、ときに人を困らせることも。
例えば、動くカメを見つけると飽きずにずっと見続けたりします。さらに、大事な約束をスっぽ抜かすなんてことも平気でやってのけます。
ですが、
この一輝の常識にとらわれない行動が、周りの人の価値観を大きく揺さぶることになってくという人物です。
僕らは奇跡でできている 主役のADHD発達障害説が出た原因は?
高橋一生さん演じる一輝にADHD発達障害説が出たのは、第1話の予告動画でした。
さっそく、予告映像をご覧ください↓
見てみましたか?
けっこうイライラした人いませんか?(笑)
予告編が見れなかった人もいるでしょうから、簡単にまとめますね。
~予告編 イライラポイント~
①言ったことを覚えてない。
②時間どおりにやる約束を守れない。
③言ってることが回りくどい。
④クイズを振っておきながら答えが分からない。
想像しただけでイライラしませんか?
これらの予告編での行動が、高橋一生さん演じる一輝のADHD発達障害を匂わせたのです。
ADHD発達障害ってなに?
では、ADHD発達障害とは何なんでしょうか。知らない人にも分かるようにまとめました。
便宜上「ADHD発達障害」って書いてますが、実際は発達障害の1つがADHDと考えるのが正しいです。
~発達障害の説明~
発達障害は、自閉症、アスペルガー症候群、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)などに類する脳機能の障害で、その症状が通常低年齢で発現するものとして政令で定めるもの、と定義されている。
引用元:コトバンク
つまり発達障害とは、脳に何らかの問題があって起こる障害ということです。そして、発達障害の1つがADHDであるということです。
つづいて、一輝に疑惑があるADHDとは何なのかについて、分かりやすくお伝えしますね。
ADHDには、不注意であること、無駄に動き回ること、衝動的という3つの特徴があります。
ここで、ADHDのわかりやすい例があったので紹介しますね。
落ち着かず動き回り、人の話を最後まで聞かず、うわのそらで、大切なことを忘れてしまい、約束や決められたことが守れない。待つことが苦手で、おしゃべりで話し始めると止まらないなど
引用元:P23『中学・高校におけるLD・ADHD・高機能自閉症等の指導 自立をめざす生徒の学習・メンタル・進路指導』東洋館出版社
以上のような症状が、ADHDの中の症状として見られます。
その点、高橋一生さん演じる一輝も「言ったことを忘れたり」、「約束を破る」などあるので、発達障害の中でもADHDと言われた可能性が高いです。
僕らは奇跡でできている 主役は本当に発達障害なのか?
正直に申し上げると、発達障害じゃないと思います。個性だと感じました。
もしかすると、高橋一生さん演じる一輝は、発達障害じゃなく一般常識にとらわれない天才かもしれません。
実は私たちは、社会から求められる常識という枠に押し込められてるかもしれません。たとえば、ファミレスに行くと子供たちが走り回ったり奇声出すのを見たことある人もいるでしょう。煙たいですが、私たち大人も元々はそんな感じだったかもしれません。
ところが、「しつけ」という名目で「他の人がいる場所では静かにする」とか「行儀よくしなさい」 、「安定して楽できる仕事しなさい」という一般常識を押し付けられ、自分を抑えてるだけかもしれませんよ。
その一般常識をなんとも思ってないのが、一輝かもしれません。
一例として、第1話では榮倉奈々さん演じる歯科医の水本に「常識ってものがないんですか」と一輝がキツイお灸を吸えられるシーンがあります。
まるで、子供をしつけるお母さんみたいですよね(笑)
高橋一生さんもインタビューで「私たちは足りない」と思って生きてることを言ってました。この「足りない」という考え方は、高度経済成長期で「食べ物がない、車もない」ような時代だったら、違和感なかったんだと思います。豊かさを求めて、輝いてたらしいですからね。
でも、今の時代は飽食の時代と言われており、食べ物はある、生活保護もあるというように、贅沢を求めなければ普通に生きてけるんです。
しかし、物欲を刺激する宣伝が垂れ流しされて、過剰にモノを求める時代になった気もします。
そんな現代を風刺した面白いアニメがあるのでどうぞ。ラットレースのアニメです。ラットレースの意味は動画を見れば分かりますよ。
まるで自分たちみたいですよね。
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ラットレースのような現代に、待ったをかけるのが高橋一生演じる一輝かもしれません。好きなことに一生懸命な姿はなぜか心に響きます。
外国からみても、日本ほど時間にストイックな国はないかもしれません。しかも、自殺率も6位にあり、先進国の中では一番悪いとも言われる状態。生きづらい日本になった気がします。
この国がヤバいから、「僕らは奇跡でできている」の一輝を通して「もう十分だよ」とメッセージを投げたかったのかもしれません。
なので、高橋一生さん演じる一輝は、ADHDでも発達障害でもなく、子供がそのまま大人になったと思って見ればいいかもしれません。
公式ホームページでも発達障害の文字は1つもありませんでした。ただし、高橋一生さんは視聴者がイライラするかもとは言ってましたがね(笑)
でもイライラするのは、私たちが一輝の生き方に嫉妬してるからかもしれませんね。「私たちがこんなにガマンしてるのに、どうして一輝はのびのび生きてるんだ羨ましい~」みたいな感じでしょうか。
ある記事にも「嫉妬するってことは、それはあなたが欲しいもの」と書かれてました。
つまり、もし高橋一生さん演じる一輝にイライラしたら、それはあなたが欲しがってるものかもしれませんね。
逆にイライラしなかったら、もう掴んでるかもしれません。
ただし、たまに空気を読むことも人間関係を良くするので、完全に空気を読まないのも考えものかもしれませんね。
極端な例ですが、電車内で堂々とおならされても困りますし(笑)
といっても、某隣国ではごく一部の人が電車内で子供に用を足させるみたいなので、どんな教育を受けたかによって、全然違う結果になる良い例かもしれません。
ごめんなさい、長くなりましたが一輝は発達障害じゃないというのが、私の見方です。
僕らは奇跡でできている 高橋一生は一輝と瓜二つ?
じつは、高橋一生さんも没入してしまうタイプらしく、インタビューでは約束を破ってしまって平謝りしたことを語ってました。仕事がある日の夜に友達を呼んでしまって、先に始めさせたりしたこともあったそう。
なんか、一輝と同じくマイペースですよね(笑)
ちなみに、公式ホームページのインタビューには、演じた一輝の魅力を次のように語ってます。
すごく集中してすごく力を抜いて、自分の好きなことに没頭する。一輝の生き方は、あるひとつの生き方として正解だと思います。とても繊細な人間です。
引用元:僕らは奇跡でできている公式サイトより
過去にも 発達障害を扱った作品があった
実は過去にも、発達障害の主人公を登場させたり、発達障害が疑わしい主人公の出た作品もありました。
~発達障害が疑われる人物~
グッド・ドクター:新堂奏(山崎賢人)・・・サヴァン症候群を持ち、驚異的な記憶力を持っていた。その代わりに人間関係ニガテ。
過保護のカホコ:かほこ(高畑充希)・・・何事にも一生懸命で空回り。でも、家族をまとめるパワーがあった。
anone:ハリカ(広瀬すず)・・・対人関係がニガテで、空想の世界を生きてるような印象。 など
以上のように、発達障害を題材にした作品は多数存在します。
普通の人を主人公にしてもいいですが、ありきたり。でも、発達障害という行動が想像できない設定を加えることで、作品に面白みが増すのです。
「僕らは奇跡でできている」の一輝も、行動が予測不能ですし、過去の発達障害を扱ったドラマの人物と重なる部分もあるので、発達障害のADHDと言われても仕方ない気もしました。
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まとめ
今回は、発達障害のADHDが疑われる「僕らは奇跡でできている」の一輝に迫りました。
~3行まとめ~
- 高橋一生が演じる一輝は、発達障害が疑わしい
- 実は発達障害ではなく個性という見方もある
- 一輝を通して、私たちは学べることがあるかもしれない。
高橋一生さんが主演の「僕らは奇跡でできている」は、2018年10月10日にフジテレビ系列で放送スタートです。
もし、1話分を見逃した人は1週間限定でFOD(フジテレビオンデマンド)で配信してますので、見てみてくださいね。