絶対正義(ドラマ) 原作ネタバレ。結末を知ったら寝れなくなる…

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2019年2月2日からスタートするフジテレビドラマ『絶対正義』。

原作小説は、「暗黒女子」などで有名な秋吉理恵子さんのイヤミス(読んだら嫌な気分になるミステリー)。
人間の心理をカギ爪でエグるような物語構成は、読む人の心をつかんで離しません。

今回は、ドラマ「絶対正義」の原作小説の結末をネタバレでお送りします。

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絶対正義 キャスト紹介

  • 高規範子(山口紗弥加)・・・母の死をキッカケに常に正義で物事を考え、周りにも正しさを押し付けるヒロイン。
  • 高規律子(配役不明)・・・範子の子供で、正しさを求める母に殺意が湧くほど嫌っている。
  • 西山由美子(美村里江)・・・夫のリストラでパートを掛け持ちして家庭を支えており、離婚を考えてる。
  • 西山雅彦(忍成修吾)・・・リストラで酒と借金に溺れるようになった由美子の夫。
  • 里穂ウィリアムズ(片瀬那奈)・・・外国人の夫と英会話スクールを経営する勝ち組。しかし、子供ができないことが不満。
  • ジョーイウィリアムズ(厚切りジェイソン)・・・里穂の夫で、英会話スクールの学長。
  • 石森麗華(田中みな実)・・・子役から女優に駆け上がった美女。不倫の恋人がいる。
  • 本間亮治(神尾佑)・・・麗華の不倫相手。妻子にだまっているが、麗華の家賃など支払っている。
  • 今村和樹(桜井ユキ)・・・フリージャーナリスト。自分の本を出版するために手段を選ばない。
  • 矢沢剛志(水橋研二)・・・範子の告発で仕事を失った体育教師。

 

絶対正義 あらすじ

ネタバレに移る前に、知っておくとストーリーを理解しやすくなあらすじを紹介します。

~絶対正義あらすじ~

母親の死をキッカケにいつも礼儀正しくし、ちょっとした間違いや小さな罪など一切許さず、正義を振りかざす高規範子(山口紗弥加)。

そんな範子は、小学校のチクリ魔が大人になった感じの人物。

西山(美村里江)、里穂(片瀬那奈)、和樹(桜井ユキ)、麗香(田中みな実)の4人は、範子の高校の時の同級生。

西山ら4人と範子は、高校時代から15年ぶりの同窓会をきっかけに再び集まるようになった。

しかし、

西山ら4人それぞれが問題を抱えていた。夫のリストラで借金を抱えた由美子、成功を収めたが不妊治療中の里穂、なんとしても自書を入賞させたい和樹、妻子持ちの男と不倫してる女優・麗香。

範子は4人の悩みが解決できるように振る舞ってるかに見えた。だが、本当は正義をかざしてるだけだった。たとえ友達でも過ちを犯したら許さない。

そして、範子の過剰なまでの正義感は4人を蝕んでいく・・・

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絶対正義 原作ネタバレ

ここからは、小説版の「絶対正義」をネタバレしていきます。

範子が正義感に目覚めた母の死のウラ事情、親友4人が範子から受けた仕打ちなど知っておきたい情報をネタバレします!

 

4人と範子の出会い

由美子、里穂、和樹、麗香の4人は高校の同級生。

親の転勤で引っ越してきた範子はいつも一人ぼっち。そこで、一緒にお弁当を食べようと範子に声をかけたことで5人の関係がスタート。

正義感が強かった範子のおかげで、4人は何度も助けられた。

里穂は修学旅行の集金袋を盗んだ犯人扱いされたが、学校中に聞き込みをした範子のおかげで真犯人が見つかる。

麗華は高校生のときに妊娠した時に悩んだが、「中絶しても大丈夫」と言った範子に助けられた。

和樹は痴漢にあったときに、範子に助けてもらった。

しかし、

範子の正義感は時として良からぬ方向に向いた。

文化祭のときに、教師と警官が生徒の喫煙を見逃したことを聞きつけた範子。教育委員会に告げ口した結果、教師はクビ、警官は懲戒処分、校長と教頭も辞職。

範子の絶対的な正義感に怯えた西山ら4人だったが、助けてもらってたため、親友だと信じていた。

 

同窓会で再会した範子と4人

高校卒業から15年後、同窓会で再会した範子と4人。

それぞれが結婚したり、社会的に成功していたり状況は様々だったが、いつもの仲良しグループの感じで話は弾むように。

同窓会後も頻繁に会うようになった範子と4人、自分の抱えてる悩みを範子に相談するようになった。

里穂は不妊体質であることを告白。

由美子は、夫の雅彦がリストラされて借金と浪費を繰り返してるため、お金に困ってることと離婚したいことを明かした。

和樹は、ジャーナリストで成功するために過去の有名事件を検証していたが、脅迫電話がくるようになったこと。

麗香は妻子のいる男性と不倫関係にあること。

 

仲良しだった4人に範子の正義が牙をむく

 

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絶対正義ドラマ化!! 原作読んだばっかりだったから、これは見よう!! #絶対正義 #ドラマ化

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4人それぞれの悩みを聞いた範子。

範子が持ってる正義というモノサシで、それぞれの悩みを公正に解決しようと動き出したのだった。

しかし、範子のやり方は普通の人なら絶えられない仕打ちだった。

 

西山由美子(美村里江)が受けた仕打ち

専業主婦だった由美子は、夫のリストラが原因でパートの掛け持ちをするように。

夫の雅彦は、以前勤めてた会社で出会った。付き合ってた頃は優しかったが結婚を機に激変。亭主関白になり、妊娠でツワリがひどい中でも全ての家事をやらせた。

さらに、次男が生まれた時に、夫はリストラ。

自暴自棄になった雅彦はお酒におぼれるようになり、借金は50万円に膨れていた。

ここで範子が登場。

法律を引き合いにして、雅彦に働くように仕向けてくれた。結果的にセールスマンとして再就職した。

しかし、

実は会社をこっそり辞めていた雅彦は、借金200万円も作って生活費を収めていたのだった。

夫婦喧嘩が絶えなくなり、子供たちはストレスで病気に。子供を案じた由美子は別居した。

ここで再び範子が登場。

離婚する権利は夫婦両方にあるという理由で、別居先を雅彦に教えた。また、借金して生活費を収めることは離婚の理由にならず、範子は同居の義務を果たして無いと主張し始める。

さらに、

由美子が離婚調停をスタートさせた時は、夫が由美子に慰謝料・子供の親権・養育費を請求できることを教えた。

また、夫婦喧嘩のはずみで範子が子供にケガさせたことを「虐待」、由美子が逆上したときは「情緒不安定」と決めつけて、裁判では夫・雅彦の証人になると言い出す始末。

夫に子供を取られることを怖れた由美子は、範子に殺意が芽生えるように。

 

里穂ウィリアムズ(片瀬那奈)が受けた仕打ち

英会話スクールを夫と経営する里穂は社会的に成功していたが、子供ができないことに悩んでいた。

不妊治療や体外受精にはげむ里穂だったが、子供はできない。

夫のジョーイは卵子提供や養子に前向きだったが、里穂は自分のDNAを持つ子供を産みたかった。

そんな時に事件が。

英会話スクールの経理が金庫のお金をネコババ。そこで信用できる人物として範子を経理として雇ったのである。

範子は生徒の保護者やジョーイから信頼を勝ち得ていく。

ジョーイは範子の卵子をもらいたいことを明かした。しかし、自分の卵子にこだわる里穂と意見が対立。

ここで範子が登場。

範子はジョーイが子供を持つ権利を尊重したため、卵子提供に合意した。

里穂は卵子提供に大反対だったが、範子はジョーイが断らないかぎりは卵子をあげる気持ちである。

自分のDNAがない子供が生まれる恐怖から、範子に殺意を抱くように。

 

石森麗華(田中みな実)が受けた仕打ち

子役タレントとして活躍してた麗華は女優として成功して、20代を謳歌した。

さらに、テレビディレクターの本間と不倫関係に。本間には妻と幼い子供がいたが、妻はクモ膜下出血で昏睡状態。

妻の両親は本間を気の毒に思っており、麗華との再婚に前向きである。ただし、子供に悪影響がでないように、子供が大きくなってから再婚するという条件付きで。

ここで範子が登場。

麗華のマンション家賃と生活費を本間が支払ってたので、贈与税の申告を指摘。

さらに、麗華と本間の不倫仲を子供に言いつけると言う。マスコミには不倫のことや過去の中絶もタレコミする気だ。

不倫がバレたら女優人生が終わってしまう恐怖で、範子に殺意を抱くようになった。

 

今村和樹(桜井ユキ)が受けた仕打ち


和樹は、フリージャーナリスト作家としての成功を夢見ていて、焦っていた。

高校を卒業したあと、大手出版社に就職した和樹はノンフィクション作品の担当として腕を磨いていき、独立した。

現役議員のヤミ金事件を暴いて本にまとめようとしてたところ、脅迫電話がくるように。

ここで範子が登場。

脅迫電話の犯人を見つけだしたのである。ヤミ金事件も本として出来上がり、念願だったノンフィクション賞も受賞できた。

ところが、

範子は和樹の証拠の集め方は詐欺罪になる可能性を指摘したのである。そして、和樹の事務所に通報しようとした。

もし通報されたら和樹のライター人生は終わりを迎える。範子が居なくなればいいと考えた。

いきすぎた正義感に人生を狂わされた4人は、範子を「正義のサイボーグ」、「正義のモンスター」、「正義のヌーディスト」、「正義の夜叉」とそれぞれ罵った。

 

範子の一言が殺しに向かわせた

4人それぞれが範子への殺意を覚えながら、範子と共に山へドライブに出かけた。

車は範子のもので、その時はまだ珍しいドライブレコーダーを付けていた。運転は麗香がしてたが、たった時速0.5キロのスピード違反でも範子は許さなかった。

そして範子が「正義こそ、この世で一番大切なものよ」とつぶやく。

範子の発言で、4人が溜め込んでいた鬱憤が一気に破裂。結託した4人は範子を絞め殺した。

車は範子の遺体と一緒に谷底に落として転落事故を装い、4人は電車で別々に帰宅した。

 

5年後のパーティー招待状

範子の死から5年経ち、平穏な日々が4人の間に流れていた。

そんなある日、パーティーの招待状が4人のもとに届く。手紙の封筒は範子が好きだったリンドウの花の青色、花言葉はもちろん「正義」。

差出人は、あの死んだはずの範子からだった・・・!!

殺したはずの人から手紙が届いて恐怖する4人。

それでも、怖いもの見たさでパーティーに全員出席した。

 

パーティーで見たものは・・・

パーティーに行くと、範子の娘の律子が出迎えてくれた。

律子から、行方不明だった範子の遺体が見つかって事故扱いされたことが知らされた。4人は安堵した。完全犯罪の成立である。

4人のほかにも、範子の親戚や大学時代の同級生、範子の夫の上司など範子と関係ある人が出席していた。

パーティーは葬儀の代わりとして、範子が遺書に書いてたため行ったものだった。

楽しいパーティーだったが、余興として範子を絞め殺してる5年前の映像が流れた。悲鳴が響く会場。

映像が決定的証拠となり、4人は逮捕された。

実は範子の遺体と共に、ドライブレコーダーの映像が発見されたのである。

映像を解析した結果、西山ら4人が範子を絞め殺してるシーンが残っていたのだった。

 

招待状を4人に送った人物

範子名義でパーティーの招待状を送った人物は、娘の律子です。母親の遺言にしたがって、パーティーの招待状を送ったのです。

律子も、母親の正義感がイヤでイヤで仕方ありませんでした。

校則は絶対守り、放課後は寄り道も買い食いも全てダメ。自宅では監視カメラで見張られてたのです。

そしていつの間にか、母・範子の殺し方を考えるまでになりました。

だから、

母親を殺してくれた4人を恨んでないし、むしろ感謝さえしてます。

しかし、

律子も範子に毒されてたので、殺人を犯した4人がのほほんと暮らしてることが許せなくなりました。

なので徹底して罪を暴いてやろうと考えて、パーティーで大勢の前で断罪したのです。

律子さえも正義感をかざすことが快感になってたのです。

 

範子が正義を貫くようになったキッカケ

猟奇的な正義感をもってる範子。

範子が正義感を振りかざすようになったキッカケは、母親の死でした。

範子は子供だったころに門限を破りました。そして、母親が範子を探してたところ、飲酒運転の車にひかれて死んでしまったのです。

それ以降、範子はどんな小さな失敗や犯罪でもウヤムヤにせず、徹底して法律を守る人間になったのでした。

 

絶対正義の小ネタ集

絶対正義も思わずクセになるイヤミスのストーリーでしたね。

しかし、ストーリーだけじゃなく、ちょっとした小ネタもあるので見逃せませんよ。

 

範子と律子の名前に隠れた意味

最初に紹介するのは、範子と律子の名前です。

名字と名前をくっつけてみると・・・

規範

規律

なんと、「規範」と「規律」の2文字ができあがりました。

調べてみて分かりましたが、規範と規律は文字は似てるものの、意味は全然違います。

規範・・・良いおこないのお手本のこと

規律・・・義務やルールのこと

範子と律子の名前には、正義が絶対という思いが込められてると分かりました。

 

範子が受け入れられた理由

4人それぞれを断罪した範子ですが、同窓会後も関係が続いてるので、愛されてる?ことが伺えます。

さらに、夫と子供の律子がいて、私生活も充実してたようです。

普通に考えれば、範子から人が離れてもおかしくありません。

それでも、周りから受け入れられたのは、範子には自分をよく見せたいという自己顕示欲が無かったからかもしれません。

正義感しか無いので、基本的に誰でも受け入れますし、話をちゃんと聞いてくれます。

なので、心に溝があったり、何らかの悩みを持ってる人には、ありがたい存在だったかもしれませんね。

 

小説版表紙の人物は誰なのか?

小説の「絶対正義」の表紙をみると青い花を持った女が描かれてます。

範子を知ってると、てっきり範子だと思うかも知れません。

ですが、顔の描き方を見てみれば、年端もいかない少女のように見えます。しかも、青色の花を手にしています。

「絶対正義」の中で青色の花といえば・・・そう、リンドウの花ですね。

ここで、ストーリーを振り返ってみましょう。

西山ら4人には招待状が届きましたが、封筒の色はリンドウと同じ青色。招待状を送ってきたのは娘の律子でしたよね。

しかも、

律子は母親の範子が消えたので嬉しいですが、殺人をおかした4人を放っておけませんでした。

恨みは全くありませんが4人を断罪する気まんまん。断罪できる快感さえ覚えてました。表紙の絵も嬉しさで少し笑ってるように見えませんか?

つまり、小説の表紙を飾ったのは娘の律子じゃないでしょうか。

 

原作者・秋吉理香子が作品に込めた思い

原作者の秋吉理香子さんは、「絶対正義」を大人版「暗黒少女」だと振り返ります。

朝日新聞に掲載された記事によれば、「100%正しい人間がいたらどうなるだろう」と思って執筆をスタートさせたそうです。

執筆中は、範子が本当に気持ち悪くて怖くて、自分がおかしくなるくらい精神的に追い詰められたようですね。

さらに、

秋吉さんが米国にいた時に、隣の庭から葉っぱ2~3枚飛んだだけでクレームが来た体験があったようです。

その体験を踏まえて、現代のクレーマー社会に警鐘を鳴らしたかった意図があるのかもしれません。

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