トレース(月9)原作ファンも激怒。アンナチュラルのパクリ説浮上。

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平成最後の月9ドラマになる「トレース・科捜研の男」。

刑事モノの鉄板キャストといえる船越英一郎、コード・ブルーの新木優子など、実力派キャストが話題です。

ところが、放送スタート前から他局ドラマであるアンナチュラルのパクリ説が浮上し、ネットは騒然。

原作ファンも巻き込んだ「トレース」のパクリ騒動の真相に迫ります。

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「トレース・科捜研の男」とは?

今回話題になっている『トレース・科捜研の男』はフジテレビの鉄板ドラマ帯といえる月9の最新作。2019年1月から放送スタートしました。。

錦戸亮が主人公の真野礼二役をつとめ、新木優子や船越英一郎など豪華キャスト陣がそろってます。

錦戸が演じる真野礼二は科捜研の敏腕研究員。独自目線で難事件を解決してきたエキスパート。幼少期の凄惨事件の真相を明らかにするため科捜研で日々研究しています。

ちなみに、真野が幼少期に経験した凄惨な事件については、下の記事で詳しくまとめてます。

>>月9トレース 原作漫画のネタバレの3行まとめ。真犯人は壇と〇〇。証拠あり。 

さて、トレースのパクリ疑惑が浮上したのは、次の2作品です。

~パクリ疑惑ある作品~

1,アンナチュラル(2018年1月)

2,科捜研の女(1999年~)

どちらの作品も法医学という難事件解決がテーマになってます。しかも、両作品も高視聴率を叩き出した良作。

それぞれの作品のパクリ説が本当なのか、調査してみました。

トレース(月9)にアンナチュラルのパクリ説浮上

まず上がったのはアンナチュラルのパクリ説。ネットの声をひろってみました。

ネットを見た限りだと、アンナチュラルとよく似てるという声が多くありました。

では「トレース・科捜研の男」のパクリ元と言われてるドラマ・アンナチュラル。どんなドラマなんでしょうか。

ドラマ・アンナチュラルとは?

アンナチュラルは、2018年1月のTBSドラマで主演は石原さとみ。脚本はあの逃げ恥を担当した野木亜紀子が作った作品です。

視聴率は途中の2話分を除けば2ケタ台を保っており、最終回に最高視聴率をマーク。評価の高い作品として知られてます。


トレースの舞台は、難事件を科学の力で解き明かす科捜研。一方のアンナチュラルもUDIラボという研究機関を舞台にしており、不自然死の死因を解き明かします。

つまり、解剖だけを行うのがアンナチュラル。トレースでは解剖以外の研究捜査も行うのが違いと言えるでしょう。

さて、トレースは本当にアンナチュラルのパクリと言えるんでしょうか。次から検証していきます。

検証・アンナチュラルのパクリ説は本当か?

アンナチュラルのパクリ説がささやかれてるトレース。そのパクリと言われるポイントは大きく3つあるようです。

~アンナチュラルのパクリ説の元凶3つ~

1,基本的にグロテスク

2,ストーリー設定

3,キャスト

パクリ説の元凶3つ、それぞれ検証してみます。

検証1,基本的にグロテスク

アンナチュラルとトレースには、基本的にグロテスクなシーンがあります。

例えばアンナチュラルでは焼死体や血を扱うシーンなど目を覆いたくなるものばかり。トレースでもバラバラ殺人や死体の描写がありました。

トレースもアンナチュラルも、遺体を扱う法医学がテーマなので、グロテスクなシーンが入るのは仕方ないことかもしれません。

両作品のグロテスクさは、パクリというよりも、切っても切れない関係といえるんじゃないでしょうか。

もちろん、グロ耐性がない視聴者のためにグロシーンのカットも可能でしょう。しかし、視聴率が厳しいご時世ですし、怖いもの見たさの人の気持ちを考えたら、グロシーンは外せないものといえます。

グロテスクなところがパクリと思っても、許すのが妥当でしょう。

検証2,ストーリー設定

次にストーリー設定についてです。

まずは主人公にスポットを当ててみて、生い立ちの設定を見ていきます。

アンナチュラルの主人公・三澄は24年前の殺人事件のたった1人の生き残りという設定。様々な事件を捜査していく内に、自分が生き残った事件の真犯人を突き止め、捕まえました。

続いて、トレースの設定です。

トレースの主人公・真野は23年前に起きた一家殺人事件の唯一の生き残り。様々な事件を捜査していく内に、家族を殺した真犯人を突き止めていく。

・・・あれ?

ものすごく似てますね(笑)

細かい設定を省いても、20年以上前の事件が発端だとか、真犯人が別にいるなど大部分が同じです。これだとアンナチュラルのパクリと言われても仕方ありませんね?

検証3,キャスト

続いての検証はキャストについて。

アンナチュラルとトレースのキャストは、被っていません。基本的には←

でも、トレースの第2話について興味深いツイートを見つけました。

アンナチュラルに登場した死体役の子がトレースにも死体役(笑)で出演してたのです。

死体役って、局をまたいで使い回しあるんでしょうか?

もしも、フジテレビがアンナチュラルを意識して使いまわしてるなら、もっとこだわるべきところもある気がしますが・・・。

結論:トレースはアンナチュラルのパクリか?

結論から言いますと、アンナチュラルをパクってると言えません。

実は、トレースには「トレース~科捜研法医研究員の追想~」という原作漫画があります。2016年に第1巻が出版されてるので、アンナチュラルより2年前の作品となります。

設定はアンナチュラルと似てますが、実はトレースの方が早く生まれたのです。

パクリ疑惑が出た真相は、ドラマとして高く評価されたアンナチュラルと、トレースのストーリー設定が似てたからだと思います。

ですが、

アンナチュラルと同等か、それより良い作品だと評価されれば、アンナチュラルのパクリと言われることは恐らく無くなるでしょう。

評価低いとパクリと言われるままでしょうけど・・・。

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アンナチュラルよりもアノ作品のパクリ感がやばい

トレースはアンナチュラルのパクリではないと結論づけました。

が、

本当の問題は別にありました。

とつぜんですが、ここでドラマ版トレースのフルタイトルをご覧ください。

「トレース・科捜研の男」

勘のいいあなたは、初めからお気づきでしたね?


そう、テレビ朝日の長寿ドラマ・科捜研の女に激似なのです。ナマエだけ←

科捜研の女は90年代からテレビ朝日を支え続けた鉄板ドラマ。

マイペースかつ天才的な研究員・榊マリコ(沢口靖子)が難事件を解決するストーリーで有名です。

「トレース・科捜研の男」・・・狙ってる感ハンパないですね。

フジテレビも完全に意識してる模様

とても偶然とは思えない「科捜研」つながりのトレースと科捜研の女の2作品。

じつはフジテレビも暗黙の了解にしてることが公式HPで分かりました。一部抜粋して掲載します。

「トレース~科捜研の男~」と題してお送りする今作品の主役は……女性ではなく、「男」!

fujitv.co.jp

オマージュといえば聞こえはいいですが、タイトルのやりすぎ感ありますよね。

トレースの原作漫画タイトルは「トレース~科捜研法医研究員の追想~」なので、わざわざ「科捜研の男」に変える必要は無かったんじゃないかと思いました。

おそらく、2019年4月から科捜研の女シリーズが1年間放送されるので、科捜研の女が放送されない1~3月は、科捜研ファン層を取り込みたかったかもしれませんね。

トレースは科捜研の女のパクリで確定か?

ドラマタイトルは、科捜研の女を取り入れたと言っても過言じゃない「トレース・科捜研の男」。実際のドラマの内容も「科捜研の女」と同じなんでしょうか。

まずは、ドラマ版トレースのあらすじを見てみましょう。

科捜研を舞台に繰り広げられる事件の数々……現場に残された痕跡(=トレース)はどんな“真実の欠片”を示すのか?そこから導き出される“鑑定結果”とは……?錦戸さん演じる「男」が抱える“陰惨な過去”の真相は……?

fujitv.co.jp

つづいて、科捜研の女のあらすじを見てみましょう。

京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口靖子)を中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが、法医、物理、化学、文書鑑定などの専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描く、『科捜研の女』。

tv-asahi.co.jp/kasouken18/intro/

「科捜研」という舞台、そしてドラマタイトル以外は「科捜研の女」と趣旨が全く異なってる作品と言えるでしょう。

ストーリーの進み方も、科捜研の女は1話につき1事件を解決する完結型。
トレースも1話完結ですが、主人公が巻き込まれた過去の事件を明らかにする背景もあるため、ストーリーが進む内に真相が明らかになる感じ。

また、両作品の主人公についてですが、科捜研の女の主人公・榊マリコは研究一筋。土門(内藤剛志)との恋仲が囁かれるくらいで、おろしポン酢のようにサッパリした設定です。

その一方で

トレースの主人公・真野礼二は、過去の事件をキッカケに心を閉ざしており、沢口ノンナ(新木優子)との交流で人間らしさを取り戻す設定。ラードのように少しドロドロしてます。

シリアスさは、科捜研の女よりもトレースが一枚ウワテといえます。

シリアスなのに笑いを取りに来る

さて、科捜研の女よりもシリアスだと分かったトレース。

正直、ストーリーの内容は泣ける要素もありますし、視聴後に程よい余韻も残ります。アンナチュラルよりグロ要素マシマシなんですけどね(笑)

その一方で、新木優子演じる沢口ノンナは、科捜研の女に出演してる沢口靖子を名前だけイメージしたんでしょうか。

原作漫画を知らない人は、パクリと思ってしまうでしょう。私もその1人でした。

しかし、

原作漫画にも沢口ノンナが登場しています。つまり、ドラマで沢口靖子をパクってないのです。

ただし、タイトルを科捜研の女に寄せてるので笑ってしまいました。科捜研の女の人気ぶりに”のんな”と言いたいw

中はアンナチュラル、外は科捜研の女といういいとこ取りなドラマは、見る価値あると思いますよ。

パクリ疑惑に原作ファンは怒り心頭

ネット上では、トレースにパクリ疑惑が出たことで原作漫画ファンが怒り心頭。怒りのコメントを寄せました。


原作漫画が好きな人にとって、何も知らない部外者からパクリと言われるのは辛いことでしょう。

しかし、ドラマタイトルに「科捜研の男」をつけた時点で、パクリ疑惑でるのも仕方ないことだと思いませんか?

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最近の月9は迷走気味との声も

トレースが放送されてるフジテレビの月9は、もともと恋愛ドラマが18番だったドラマ帯です。例えば、東京ラブストーリーやロングバケーションなどが有名でした。当時、ネットもなかったので当たれば視聴率は20%オーバーは確実。

しかし、今ではコード・ブルーや貴族探偵、コンフィデンスマンJPといった恋愛に捕われないドラマを放送しており、過去の月9は鳴りを潜めてると言えるでしょう。

恋愛にこだわらないのは、他局で高視聴率を記録したドラマに続こうという気持ちがあると思いますが、なかなか上手くいってないみたいです。

今回のトレースも「科捜研の男」という分かりやすいネーミングで話題になりました。面白いという見方もあるようです。ですが、視聴者が求めてるのはフジテレビ独自の視点で切り込んだ作品であることは言うまでもないでしょう。

読者のみなさんも、他局のやり方をトレース(追い求める)することより大切なことってあると思いませんか?

トレースの視聴率は2話時点で2ケタ台をキープ

さて、パクリ疑惑も出ているトレースですが、実際の人気はどうなんでしょうか。

まず視聴率を確認します。1月7日放送の第1話で12.3%、まずまずの好スタート。1月14日放送の第2話が11.8%なので、0.5ポイントダウンした結果になりました。

第1話で面白くないと判断されれば離脱する人は多いですが、2話で大きな下落が無かったので視聴者に受け入れられてると言えるでしょう。

つぎに、実際に見た視聴者の感想をみてみましょう。けっこう好印象のようです。

科捜研、グロ系、過去の謎を解き明かす、ヒューマンドラマ、といった要素が受けているようです。

その一方で、評価しないという意見もチラホラ。


評価しない意見で圧倒的に多かったのは、船越英一郎が演じる刑事・虎丸のキャラ。怒鳴る様子が昭和臭い・火曜サスペンスを匂わせるということで不評のようです。

まとめ

今回は、「トレース・科捜研の男」のアンナチュラルと科捜研の女のパクリ疑惑を検証してきました。

~まとめ~

アンナチュラルのパクリ説は違った。むしろトレースが先だった。

科捜研の女はネーミングだけオマージュ

トレース・科捜研の男は、意外と高評価を得ている

現在は2ケタの視聴率をキープしてるトレース・科捜研の男。

果たして、目標にしてるアンナチュラルをトレース(たどる)することはできるのか注目です。

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